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Slow life, Perth life
by shania2004
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【アボリジニ迫害について】
ナルシスト教育
辛口ですが、実際に起こっていることを語っている。

アボリジニの闘い
実際の文献。読むのが辛いくらいひどい。

20世紀の大虐殺ワースト20
大虐殺の中でなんとワースト1
オーストラリアに入植した人たちは1930年代まで「日曜日はアボリジニ狩り!」というノリで「スポーツ感覚」でアボリジニを虐殺していた事実。日本人の中国における南京大虐殺もひどいものだが、数的に言うとすさまじいものがある。

ちなみに、アボリジニの平均年齢はほかのオーストラリア人と比較すると17歳ほど低い。
つまり、ほんのちょっと国の優遇補助を受けれても、17年もはやくあの世にいってしまうのだ。

アボリジニにとって「土地」と「家族」の結びつきは何よりも大切なこと。
そして、「定住文化」を持たない彼らにとって、社会保障は受けることがむずかしい。
なぜなら、「定住しない」=「住所不定」だから。。。
住所を持たない国民への社会保障はない。
アボリジニの文化に沿った社会制度ってのが、まず、出来ていないのだ。

確かに街の中では飲んだくれたアボリジニやドラッグで目の焦点の定まらないアボリジニがうろうろしている。
でも、それは何世代もかけての入植者たちの迫害の証。
両親、兄弟を目の前で殺された祖父、祖母、父親や母親を持つ彼らにとっては、まさに現実逃避目的からアルコール依存症やドラッグ中毒に陥っていくのだ。

土地を奪われ、行き場を失ったアボリジニたちの8割以上は現在都市部に住んでいる。
生活の場所を砂漠や森、ブッシュの中からコンクリートの世界へと変えても、「定住」という意識をもたない彼らにとっての生活は、ひどいものだ。

どこに行ってもアボリジニは外でたむろしていることが多い。
そう、建物の中でたむろしているアボリジニなんてみたことがない。
なぜなら、それが彼らの「落ち着く場所」であり、「好きな場所」だからである。

浮浪者のように外で生活をしているのではなく、「屋外」という環境こそが、彼らの生活の中心の場なのである。

いまだに彼らに対する偏見はなくならない。
でも、希望を捨ててはいけないのだ。
新しいオーストラリア政府が誕生した今、
アボリジニの文化に沿った根本的な教育改革、政治改革をどうにか進めてほしい。
なによりも大事なのは、アボリジニに対する終わらない迫害、差別に対する、対策。
それも教育改革、政治改革、抜本的なシステム改革を行わない限り、改善は難しい。

いつの日か真の「平等の権利」が彼らの元を訪れることを祈って。

by shania2004 | 2008-01-24 00:49 | Comments/ひとこと
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