「当たり前」という言葉がある。
これは、主に、生まれ育った環境が作り上げてきた世界での基準が元となっており、あくまでも万人に当てはまるわけではない。一般的に「常識」や「非常識」などで判断される事が多い。
さて、先日、日本人の友達とお昼を食べに行ったときのことである。この友達は、パースの大学を出て、フルタイムの仕事が見つかり、月曜~金曜、朝から晩まで働くことはや4ヶ月がたった。家に帰っても、自分を待っている人がいるわけでもなく、休みの日といえば、疲れてしまって、遊びに出ることも億劫になるというのだ。そんな生活を続けていて「日本では大学を出て、仕事について生活していく事は当たり前のことなのに、何でこんなんなんだろう」と思うことがあるという。
以前に生活と仕事の比率の話をしたが、この友達の場合、その比率がまだ分からないといっていた。つまり、自分にはあっていない比率で仕事をしていると思うのだ。このまま続けていたら、体をや心を壊す事にもなりかねないので、心配だ。
私の場合、仕事30%自分の時間70%が一番いい。この比率はおそらくそのときの自分によっても変わるのだろうが、今の時点では心地いい割合だ。ストレスもたまらず、そしてたのしく生活する事もできる。
どうか「当たり前」ということに惑わされず、自分らしい生き方を見つけていってほしいものである。